イギリスでのティー・タイム
海外ツアー先として人気の高いイギリス。
このイギリスでは、1日2回のお茶の時間が国民すべての生活を規制しています。
ヨーロッパの国ぐにのなかで、なぜこの国だけが、茶を飲むようになったのでしょうか?
ロンドンの西のはずれの、ある大きな電気掃除機の工場を見学したときのこと、午後3時のティー・タイムを知らせるベルが、ジーッと鳴りました。
流れ作業の持ち場で仕事をしていた作業員は、いっせいに手を休めました。
もうほんの十数秒も仕事をつづけたら、ひと区切りつくと思われるのに、ピタリと仕事をやめたのには驚きました。
ベルとともに、ティーを積んだワゴンが何台か、いっせいに出動して、工場の片隅に何ヵ所か臨時のティー屋台ができました。
待ちかねたようにティーに集まる人たち・・・。
その顔にたちまち生気がよみ返りました。
「どんないやしい家庭の中にあっても、お茶の時間だけはなにか神聖なものをもっています。」
・・・ある人がこう語りました。