インドネシアでココナツ・ミルク


およそ、ココヤシの植生があるところでは、必ずといっていいほどココナツ・ミルクは、調味料として重要な役割を果たしています。


完熟した実を割ると脂肪分が殻の内壁に厚く付着しています。


これを取り出して乾燥させたものがコプラで、乾燥させずに粒状に削り取ったものが調味料の材料となります。


水を加えて煮て、そのうわずみを集めてカスを取り去ると、調味料の出来上がり。


白くてとろっとした外見から、ココナツ・ミルクと呼ばれるものです。


やわらかい舌触りと、ほのかな甘みに特徴があります。


海外旅行先として一番人気の高い南の島では、こうしたココナツ・ミルクがよく飲まれていますね。


タロイモ・パンノキの実、魚、野菜など、あらゆる食物の調味料として使われています。


インドではカレー料理にも使われ、これをベースにして炊いたご飯は神への供物にもされます。


道具の先端の削る部分には金属器が使われているのですが、オセアニアなど金属器の伝播が遅かったところでは、珊瑚片やココヤシの殻などが利用されていました。


この道具にまたがった女性の手もとからゴリ、ゴリと削る音が響き渡るのは、熱帯地方の風物詩です。

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