原始美術の宝庫!
ニューギニアのセピック川流域は原始美術の宝庫と呼ばれています。
祖霊・精霊崇拝と関連して、芸術的にすぐれた仮面や神像などをつくりだしました。
鉤もまたこの地方の代表的な彫刻品です。
表現主義的な誇張された形態や色彩に特徴があります。
形状や上部の彫刻のモチーフによって異なるのですが、基本的な用途は男子集会所や住宅につるし、フックの部分に編み袋に入れた食物をかけることに使われました。
ハエや虫などから食物を守るためです。
鉤の中には、儀礼のおりに、祖霊へのそなえものとしてニワトリの肉や死者の人骨をつるすことに使われたものもあります。
したがって、彫刻のモチーフには、狩猟の吉兆を告げる豊饒の精霊などが使われたりします。
さらに、つるされた食物などを盗む人があれば、彫刻のモリーフの精霊などが危害を加えるといいます。
いわば泥棒よけの役割を果たしているのです。
ニューギニアに海外ツアーなどで訪れたことがある方は、このような文化をきっとご存知なのではないでしょうか。